倶楽部の一日
A Typical Day
武蔵野の大地の静寂の中、朝を迎えて開場の準備も終わったコースに白球がこだまし、一日のプレーが始まる。
霞のメンバーたちのプレーは速い。研修を積んだキャディーが帯同するが、バンカーならしは勿論、ディヴォット跡の目土もプレーヤー自身が行なう。
8時半までにスタートした組はスルーで1ラウンドを終える。
倶楽部ハウス(1992《H4》年竣工)内の広々とした食堂で、東西両コースの大パノラマを愉しみながら昼食をとる。
45分の昼食の後、後半戦へ。一日1.5ラウンドは勿論、2ラウンドの組もある。
ホールをセパレートする赤松の巨木林の影が次第に長くなる中、プレーを終え、風呂場で汗を流す。
19th hole
プレー後の談笑のひととき、来場者の気持ちは一段と高揚する。
バラエティーに富んだメニューから逸品を選び、好みの酒をたしなむ。
眼前に広がる夕陽に映えるフェアウェイのパノラマは、季節と共に移ろい流れて見るものを決してあきさせない。
旧き友と親しみ、新しき友と出会う、倶楽部にたゆたう至福の時間だ。