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深井戸による水の供給

散水用水道の設置はゴルフコース建設の初期段階において必要な施設ですが、創立当初の霞ヶ関ではこれを実践する時間的余裕が無く、グリーン付近に浅井戸を掘って、わずかな量の散水を行っていました。

そのため、比較的降水量が少ない地域であるにもかかわらず、最も水が必要な時期に十分な散水を施す方法が無く、毎年芝の保全に支障をきたしていたため、1937(昭和12)年に深井戸による水道設備の設置を決めました。

この結果、霞ヶ関では現在に至るまで、使用される全ての「水」(コース散水、飲料水、風呂水など)に公共上水道を使用せず、敷地内の3本の深井戸(深さ約210m)の井戸水が使用されています。

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